PICJ基本情報

プレゼンシングインスティチュートコミュニティジャパンについて

U理論書籍の画像 現実の日本の社会の中では、環境、教育、雇用、財政、政治など人間が生活していく上で基幹となる社会システムが揺らぐ中で、漠然とした不安、あきらめ、根拠のない楽観視などが蔓延しています。

過去から今までに踏襲してきた方法で課題を解決することが限界で望む未来を創り出す上で通用しないのであれば、これまでとは何か根本的に違うアプローチが必要なはずです。でも一体何をどう変えればよいのでしょうか。

これまでのやり方が通用せず、誰が何をしても変わらないのではないかと思えるような大きな課題に対して、多様な人々が集合的に「内なる知」につながり、そこを起点として行動していくことが新たな現実を生み出していく道であるという可能性がU理論という社会科学的な実践理論として世に提示されました。

セミナー中の倉田氏 プレゼンシングインスティチュートコミュニティージャパン(PICJ)は「U理論」の著者であるMIT上級講師のオットー・シャーマー氏らによって設立されたプレゼンシングインスティチュート(PI)のグローバル規模で展開される活動と日本をつなげ、この理論が提示している可能性を日本で探求する機会を創り出すことを目的にしています。
また、将来的に日本独自の知恵や実践からの学びをグローバルコミュニティーに還元していくこともビジョンにおいています。

具体的な活動としては、一人ひとりの内面でおこる内なる変化と外的変化を生み出す能力を同時に拡大していくcapacitybuilding(能力構築)の機会を提供し、U理論で提唱されているUのプロセスをコミュニティーとして実践していくことで、一人一人がよりよい未来を生み出すことに主体的に行動していけるという意識と能力、そしてその行動を相互支援している集合的なつながりを日本社会に拡大することを目指します。

変化を生み出すための社会テクノロジー

U理論では、本質的な変化を起こす者はこれまでの自分の過去や自分の外側におきることに反応的に行動するのではなく、自らの行動の起点となっている内面の「場所」を意識的に自覚し、かつそれを転換していける能力が不可欠だと述べられています。そしてこれを協同的に集団で実践していくことを「社会テクノロジー」と呼んでいます。

私たちはこれまで、外界に意識を向け、外界から情報を得て答えを求め、成果を最大化することを目指してきました。しかし、行動として何をしようとも、本当にそこでどんなインパクトを起こせるかは、その行動が「どこ」を源としているのかに依存し、それには自らの内面世界で起こっていることに対する自覚的な認知が欠かせません。

U理論ではここが現代社会の「盲点」だと述べられていますが、目に見えない内的世界の在りようは外的世界に常に映し出されているのかもしれません。PICJでは、内的世界の変容と外的世界での変容は切っても切り離せないものであるという前提から変化を起こす能力を捉え、様々な機会を提供していきます。

団体基本情報

設立 平成22年1月7日
設立目的 U理論で提唱されるUプロセスの実践を探求することを通して、日本における変化を生み出すための社会的能力を拡大することを目的とする
活動内容
  • 関連書籍や文献、ツールなどの情報提供
  • 関連ワークショップの開催
  • 講演会、シンポジウム等の企画運営
  • 法人や団体、特定テーマのプロジェクト等を対象とした変革プロセス支援
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