レポート

【開催レポート】

グローバルフォーラム 2021『変革の10年に足を踏み入れる』

2021年07月03日
by 鳥居 正年

6月15日、16日の2日間プレゼンシングインスティチュートによって、グローバルフォーラムが開催され、その流れを受けて、17日に日本語話者運営チームにより、日本における集団的癒しについて対話の場を開いた。

フォーラムは、英語、スペイン語の同時通訳、日本語の同時通訳の3言語のzoomセッションで行われ、700名以上(日本からは20名以上)の人が参加し、トーマス・ヒューブル(非営利団体ポケット・プロジェクトの創設者で、過去の惑星のトラウマを深く癒し、現在の世界の紛争地域の苦しみを和らげることを支援している)、メラニー・グッドチャイルド( 先住民のソーシャル・イノベーションのためのシンク&ドゥ・タンク(教育ロッジ)であるTurtle Island Instituteの創設者兼共同ディレクター)、エンジェル・アコスタ博士(リーダーシップ、社会正義、マインドフルネスの分野の橋渡しをしていて、教育指導者の育成とコミュニティケアのための有望なフレームワークとして、癒しを中心とした教育を探求している)の3名がゲストとして招かれた。

グローバルフォーラム2021-06-15

15日は、オットー博士からの、2020年を変革の10年の最初の年と見たばい、あなたの視点から、どのようなことが明らかになったのか?という問いから始まり、3名のゲストはそれぞれ

メラニー・グッドチャイルドは、「脱植民地化は、存在しないものを提示している」ことを私たちに思い出させましたといい、

トーマス・ヒューブルは、「欠席は自己防衛である」こと、そして「トラウマの性質は凍結されている」ことを私たちに認識させました、

エンジェルアコスタ博士は、「これは変革の10年ですが、回復の世紀でもあります」と共有しました。

 

15日のフォーラム終了後から16日のフォーラムが始まるまでの間、50年後に残したい音、物語などとして、オーディオガーデンがあり、日常から一旦離れて、1人自然の中でその音源を聴くことを推奨されました。世界から80もの音源ファイルが置かれ、4000回以上のアクセスがあった。

フォーラム2日目の16日は、グローバルレゾナンスとなり、

  • 何に気づいていましたか?
  • 地球が今私たちに伝えようとしているメッセージは何だと思いますか?
  • あなたと私たちのために、今、どのような新しい知覚器官が開かれていますか?

の問いをもって小グループで対話を行い、Padletで全体共有された。

17日は日本語話者グループオリジナルのセッションとなり、日英の同時通訳で開催されました。日本からの参加はもちろんのこと、インド、フィリピン、ベネズエラ、台湾、アメリカ、カナダからの参加者と一緒に「植民地化とは」と言うテーマで参加者それぞれの視点で対話を行いました。

このテーマでの対話については本当に挑戦で、日本が真の戦後を迎えるにあたり必要な対話の場ではないかと感じております。

 

この流れを受けて、4月に決定された福島第一原発の「汚染水/処理水」の海洋放出について6月24日に対話会を行い、そして7 月29日に、そのシステムを可視化する4Dマッピングの会を行います。

 

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